五穀米の誕生秘話。

今では一般名称にもなっていて、
どこでも使われている言葉「五穀米」。

しかし、これを開発し、商標登録を持っているのは
実は当社という事実は知っていただろうか?

今まで多く語られなかった、
そんな「五穀米」の誕生の話です。

すべては一人のお客様から始まった。

きっかけは祖父と祖母の早すぎる死。

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「ウチも昔はごく普通の米屋だったんです。
それを変えたのは、祖父と祖母の死でした。」

祖父は77年に脳梗塞で亡くなり、
ほどなく祖母もガンと診断されたそうです。

僕が生まれた時にはすでに祖父は亡くなり、
祖母も5歳くらいで亡くなっています。

なので、祖父の顔も、声も性格も知りません。
祖母はというと、小さいながらの少しの記憶しかありません。

でも、祖父のことはなんとなく分かります。
だって、今のお客様が教えてくれたんですから。

入社しほどなく、配達で回るようになった
既存のお客さまから、本当にいろいろな
祖父や祖母の話を聞きました。

「面倒見のいい親父さん、優しいお母さんだったよ!」

ある時は、
「うちの玄関が壊れたというと、直してくれてね。」

またある時は、
「車のヘッドレストも持ってきてくれたんだよ。」

そして、
「お金がないときには、ほんと世話になったよ。
内緒だよって言って、お米を持ってきてくれたんだ。」

そんな、話をたくさん聞くうちに
あぁ、こんな人たちだったんだと分かるようになりした。

ほんとみなさんに愛されていたんだと。

って少し話がそれちゃいましたね(笑

そこから、父は“食と健康”について勉強し、
和食の中でも穀物の力を知りました。

「米屋なのに、いや、精米の技術が自慢の
米屋だからこそ、当時玄米や雑穀をバカにしてました」

しかし、ある時。

「石川商店さんは玄米を扱わないんですか?」
とお客様に言われ、初めて玄米を食べたんです。

今では、玄米食もメジャーになり
考えられないくらいですよね(笑

そうしたら、美味しいだけでなく
自分の身体が喜んでいるような感じがしたんです。

ちょうど、食管法が改正されて
米の安売り店が誕生し、米屋の進む道を
考えなければいけない時期でした。

そこで、
「穀物を通して健康を提供しよう」と決意。

“五穀豊穣”という言葉で知られる
五穀(米・麦・豆・あわ・きび又はひえ)を
美味しく食べてもらおうと試行錯誤を重ねて
「五穀米」を開発しました。

五穀米

この時の一人のお客様がいなかったら、
「五穀米」の誕生はなかったです。

そして、雑穀ブームが訪れるまでは、
平成元年に発売したものの、
まったくと言っていいほど売れませんでした。
ようやく売れはじめたのは、
雑穀ブームの火が付き始めた
平成10年ほどから。

平成元年の発売なので、
約10年ほどは、不況活動をしていたようなものですね。

ただ、やめようとは思わなかった。
この商品は身体にもいいし、
絶対に認められる時代が来る!

そんな、信念にも似た確信が当時はあったといいます。
だからこそ、今があるんですね。

こんな時代だからこそ、
米屋には存在意義があると思ってます。

「我々がやっているのは、
食に対する信頼の回復かもしれません。
食べ物というのは、高く売るものではない。

ましてや、ブームに乗って作るものでもない。

もちろん質を落として安売りするなんて、
もってのほかだと思います。

適正な利益を得ながら、安定供給すること。

そのためには、私たち販売者が消費者の声に
耳を傾け、生産者にそれを伝えないといけない。

日本の農業を活性化し、
消費者と生産者のネットワークを築くことが
我々の役目だと思っています。」

という訳で、今回はここまで。

本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました(´∀`)

お米人(オコメン) 石川紘史

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石川紘史
㈲石川商店専務取締役。君津市のお米と雑穀の専門店石川商店にて、お米と雑穀に囲まれ全国へ発信中。 「おいしくって体にいい」「一杯のおかわりで世界を救う」「ごはんから世界を救う」をテーマに日々楽しく、関わる方にも楽しんでいただけるように仕事をしている。 日本農業が元気になるお手伝いと、お米屋として「結び」の大切さを伝え、次世代の子供達へ誇れる世界を作るために日々奮闘中!また、オコメンの愛称で親しまれている。
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