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石川商店のお米ソムリエ・食味鑑定士がプロの視点で評価
はと麦は、イネ科・キビ亜科・ジュズダマ属に分類される穀物で、ミャンマーやフィリピンを原産地とし、1700年代前半に日本に伝来しました。その名前は、「鳩が好んで食べる麦」や「収穫量が八斗(はっと=約144kg)ほど取れる麦」という説に由来しています。
はと麦は、ホクホクとした豆のような食感と、炊き上がりの美しい白さが魅力の雑穀です。表皮が硬く吸水性が低いため、炊飯前にしっかりと浸水させることが重要です。また、はと麦特有の豊かな穀物の香りが感じられ、粘りを生まないため、さらっとした食感を楽しむことができます。古くから漢方や滋養強壮食として用いられており、その伝統的な価値が現代でも評価されています。
日本では、「はと麦茶」が美肌の雑穀として古くから親しまれています。ただ、大き目の粒でやや粉っぽくアルデンテ食感となるので、好みは分かれるかもしれません。使い方としては、スープやサラダに入れると食感が良いアクセントとなり、見た目も綺麗でおすすめです。
・ヨクイニンとは
殻・薄皮・渋皮を取り除いたはと麦は「ヨクイニン」とも呼ばれ、漢方薬として広く知られています。近年の研究では、ヨクイニンに抗炎症作用や免疫機能の調整作用があることが確認されており、美容や健康分野で注目を集めています。特に、肌荒れやイボの治療に効果があるとされており、スキンケア用途としても利用されています。さらに、ヨクイニンは消化をサポートし、代謝を促進する働きが報告されており、幅広い健康効果が期待されています。
はと麦は、ビタミンB2、たんぱく質、葉酸を豊富に含む雑穀です。
1.ビタミンB2
・全身の細胞再生と成長をサポート
・生活習慣病の予防に役立つ
・皮膚や粘膜の健康を維持
2.たんぱく質
・筋肉、内臓、皮膚、髪など、身体のすべての構成要素を作る重要な成分
・代謝に不可欠な酵素の生成をサポート
・エネルギー源としても利用される
3.葉酸
・血液を作り、造血を促進する作用
・皮膚や粘膜の健康を維持し、強化する働き
・補酵素としてアミノ酸や核酸の代謝に関与
農薬・化学肥料を極力抑えた栽培(※1)をしており、人や環境にやさしいお米作りを心掛けています。
※1
節減対象農薬:当地比5割減
化学肥料(窒素成分):当地比5割減
はと麦は吸水性が低いため、白米と一緒に炊く際は2時間ほど浸水させると、より美味しく炊き上がります。
はと麦を加える量は、白米1合対して大さじ1杯から始め、慣れてきたら大さじ2〜3杯に増やすと、はと麦特有のホクホクとした食感がさらに際立つ上、効率的に食物繊維を摂取できます。
足し水のポイントは、加えたはと麦の倍量の水を足すことで、ふっくらと炊き上がります。
炊き方の手順:
1.お米を洗い、いつもと同じ水加減にする。
2.1合につき、雑穀を大さじ1〜3杯入れる。
3.足し水は雑穀の倍量入れる。
4.1時間浸水させてから炊飯する。
雑穀は洗わずにそのまま使っても大丈夫ですが、気になる方はさっと水に通してから白米に混ぜて炊くと良いでしょう。
はと麦をふんだんに使った雑穀ブレンドは以下の「福っくら御膳」、「福っくら御膳 プレミアム」、「五穀米」、「美肌ブレンド」です。
国産雑穀は、実は非常に希少な存在です。 たとえば、代表的な雑穀である「もちあわ」「ひえ」「もちきび」の国内自給率はわずか2%に過ぎません。多くの雑穀が外国産に依存している中で、 石川商店はあえて国産のみを使用しています。それは、国産雑穀が持つ香り、光沢、味、そして食感が格別であるためです。
石川商店は毎年、各地の産地に足を運び、生産者と直接対話を重ねています。お客様から寄せられる声を生産者にフィードバックすることで、品質の向上に努め、次年度に向けた改良を行っています。こうした努力により、常に最高の品質を提供し続けることができるのです。
国産雑穀の生産量は年々減少しており、このままではいつか失われてしまうかもしれません。石川商店が国産にこだわり続ける理由の一つは、日本の農業を守り、未来に向けて持続可能な形で発展させるためです。国産雑穀を選ぶことは、味わいの違いを楽しむだけでなく、日本の生産者を支え、次世代の食文化を守ることにも繋がります。
石川商店は、できる限り無農薬もしくは減農薬で雑穀を栽培することにこだわっています。これは、お客様に安心と安全を提供するだけでなく、雑穀本来の豊かな味わいを最大限に引き出すためです。農薬を控えることで、雑穀の自然な甘みが一層引き立ち、豊かな香りとふっくらとした食感をお楽しみいただけます。化学物質に敏感な方や、小さなお子様がいる家庭でも安心してお召し上がりいただける、体に優しい雑穀です。
また、無農薬・減農薬栽培は環境への配慮にも繋がります。農薬を使用しないことで、土壌や水質の汚染を防ぎ、地域の生態系を保護します。これは、次世代に豊かな自然環境を引き継ぐための重要な取り組みです。石川商店は、自然の恵みを大切にし、持続可能な農業を目指しています。
さらに、石川商店は雑穀を栽培する生産者の方々と密接に協力し、共に自然に優しい農業を推進しています。厳しい自然条件下でも、生産者の皆さんは手間を惜しまず、愛情を込めて雑穀を育てています。石川商店はその努力を支え、次年度も再生産可能な価格で雑穀を買い取ることで、生産者の経済的な安定と品質の向上に努めています。
雑穀の需要は近年増加しているものの、その市場規模はお米と比べてまだ小さく、選別技術が確立されていません。さらに、雑穀の収穫から選別までの工程において機械化が進んでいないため、不良品や異物が混入しやすいです。
そこで石川商店では、6つの工程を経て選別を行っています。具体的には、色彩ガラス選別、砕粒選別、集塵選別、磁力選別、放物線選別、金属探知選別の各プロセスを活用し、様々な不良品と微細な異物を徹底的に取り除いています。選別の速度をあえて落として、感度を高めたゆっくりとした選別を行うことで、他社の3〜5倍の時間をかけ、徹底した品質管理を実現しています。
それでも機械の限界があるため、最終工程では専門のスタッフが一粒一粒を手作業で確認し、不良品と異物を取り除いています。こうした手作業による選別は、日本国内では石川商店ならではの特長です。
このように、時間と手間を惜しまない選別工程を通じて、石川商店の雑穀は一切の妥協を許さず、香り、味わい、美しさにおいて他にはない最高品質を実現しています。
選別工程で取り除いた不良品や異物のデータは毎日記録し、生産者にフィードバックしています。この情報を活用することで、次年度の栽培方法の改善に繋げ、さらなる品質向上を追求しています。こうした取り組みにより、石川商店ならではの特上雑穀が毎年誕生しているのです。
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お米や食品を扱うお店はたくさんあるのになぜ石川商店?
選りすぐりの契約農家さんから、本当に品質の高いお米・雑穀だけ見極めて直接仕入れ。
日本の土地で丁寧に作られた、安心・安全なものだけを皆様にお届け。
日本全国に赴き、選りすぐりの契約農家さんと意見交換をしながら、常に最高品質を追求。
全国でもトップクラスの石川商店の選別技術で、限りなく整った安全な商品に仕上げ。