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石川商店のお米ソムリエ・食味鑑定士がプロの視点で評価
大豆は、マメ科・マメ亜科・ダイズ属に属する豆類で、原産地は中国とされ、弥生時代に日本に伝わったとされています。豆腐や納豆、味噌、醤油など、日本の伝統的な食品の主要原料として長い歴史を持ち、日本の食文化に欠かせない存在です。しかし、国内自給率は約7%にとどまっており、需要の多くを輸入に依存しているのが現状です。
大豆の名前は、他の豆類に比べて大きいことから「大きな豆」という意味で名付けられ、日本最古の文献「古事記」に登場する五穀の一つとしても知られています。
大豆は、ホクホクとした食感とまろやかな味わいが特徴です。表皮が硬く、吸水には時間がかかりますが、半日ほど浸水させると約2.3倍に膨らみますので、しっかりと浸水時間をとることが重要です。特に国産の大豆はクセが少なく、香りが豊かで、料理に自然な風味を加えるのが特徴です。
大豆というと、ひじきやトマト煮などの煮込み料理に使われるイメージが強いかもしれませんが、白米や玄米に混ぜて炊くのもおすすめです。五穀米に配合されていることからもわかるように、玄米との相性も抜群です。煮物やおかず料理に使いやすい大豆ですが、毎回調理するのが手間な場合は、白米と一緒に炊くだけで、簡単に栄養を摂ることができます。また、雑穀と一緒に炊けば、大豆の存在感がほどよくなり、より食べやすくなります。食感や風味が加わり、手軽にバランスの取れた食事を楽しめます。
大豆は、食物繊維、カルシウム、ビタミンEを豊富に含む雑穀です。特に食物繊維、カルシウム、ビタミンEは豆類の中でも上位の含有量を誇ります(※1)。
※1
製粉、加工された穀類を除く
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年を参照
1.食物繊維
・腸内環境を整える
・便秘を予防・改善
・血糖値の急激な上昇を抑える
・コレステロールの吸収を抑える
・過食を防ぎ、肥満を予防
2.カルシウム
・骨や歯を形成し、強く保つ
・血液の凝固を促し、傷の治癒を助ける
・神経や筋肉の正常な働きをサポートする
3.ビタミンE
・抗酸化作用により活性酸素を除去
・動脈硬化の予防に役立つ
・臓器や皮膚の老化を抑制
4.葉酸
・血液を作り、造血を促進する作用
・皮膚や粘膜の健康を維持し、強化する働き
・補酵素としてアミノ酸や核酸の代謝に関与
5.カリウム
・筋肉の収縮を正常に保つ
・塩分の取りすぎによる高血圧に対する降圧作用
・動脈硬化を防ぐ
・臓器や皮膚などの老化を防ぐ
6.ビオチン
・皮膚や粘膜、髪の毛を健康に保つ
・糖質や脂質の代謝をサポート
・妊娠の維持や胎児の発育に影響
7. ビタミンB2
・全身の細胞再生と成長をサポート
・生活習慣病の予防に役立つ
・皮膚や粘膜の健康を維持
8.たんぱく質
・筋肉、内臓、皮膚、髪など、身体のすべての構成要素を作る重要な成分
・代謝に不可欠な酵素の生成をサポート
・エネルギー源としても利用される
大豆は吸水性が低いため、白米と一緒に炊く際は最低3時間、理想は12時間ほど浸水させると、より美味しく炊き上がります。
大豆を加える量は、白米1合対して大さじ1杯から始め、慣れてきたら大さじ2〜3杯に増やすと、大豆特有のホクホクとした食感がさらに際立つ上、効率的に食物繊維を摂取できます。
足し水のポイントは、加えた大豆の倍量の水を足すことで、ふっくらと炊き上がります。
炊き方の手順:
1.お米を洗い、いつもと同じ水加減にする。
2.1合につき、雑穀を大さじ1〜3杯入れる。
3.足し水は雑穀の倍量入れる。
4.3時間浸水させてから炊飯する。
雑穀は洗わずにそのまま使っても大丈夫ですが、気になる方はさっと水に通してから白米に混ぜて炊くと良いでしょう。
大豆をふんだんに使った雑穀ブレンドは以下の「五穀米」です。
国産雑穀は、実は非常に希少な存在です。 たとえば、代表的な雑穀である「もちあわ」「ひえ」「もちきび」の国内自給率はわずか2%に過ぎません。多くの雑穀が外国産に依存している中で、 石川商店はあえて国産のみを使用しています。それは、国産雑穀が持つ香り、光沢、味、そして食感が格別であるためです。
石川商店は毎年、各地の産地に足を運び、生産者と直接対話を重ねています。お客様から寄せられる声を生産者にフィードバックすることで、品質の向上に努め、次年度に向けた改良を行っています。こうした努力により、常に最高の品質を提供し続けることができるのです。
国産雑穀の生産量は年々減少しており、このままではいつか失われてしまうかもしれません。石川商店が国産にこだわり続ける理由の一つは、日本の農業を守り、未来に向けて持続可能な形で発展させるためです。国産雑穀を選ぶことは、味わいの違いを楽しむだけでなく、日本の生産者を支え、次世代の食文化を守ることにも繋がります。
雑穀の需要は近年増加しているものの、その市場規模はお米と比べてまだ小さく、選別技術が確立されていません。さらに、雑穀の収穫から選別までの工程において機械化が進んでいないため、不良品や異物が混入しやすいです。
そこで石川商店では、6つの工程を経て選別を行っています。具体的には、色彩ガラス選別、砕粒選別、集塵選別、磁力選別、放物線選別、金属探知選別の各プロセスを活用し、様々な不良品と微細な異物を徹底的に取り除いています。選別の速度をあえて落として、感度を高めたゆっくりとした選別を行うことで、他社の3〜5倍の時間をかけ、徹底した品質管理を実現しています。
それでも機械の限界があるため、最終工程では専門のスタッフが一粒一粒を手作業で確認し、不良品と異物を取り除いています。こうした手作業による選別は、日本国内では石川商店ならではの特長です。
このように、時間と手間を惜しまない選別工程を通じて、石川商店の雑穀は一切の妥協を許さず、香り、味わい、美しさにおいて他にはない最高品質を実現しています。
選別工程で取り除いた不良品や異物のデータは毎日記録し、生産者にフィードバックしています。この情報を活用することで、次年度の栽培方法の改善に繋げ、さらなる品質向上を追求しています。こうした取り組みにより、石川商店ならではの特上雑穀が毎年誕生しているのです。
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