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「五穀米あまざけ」の科学 —効果・発酵・米麹をやさしく解説—

テーマ: 推しの逸品

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五穀米あまざけ、誕生

「五穀米を使った甘酒をつくりたい」——それは、石川商店が自社開発の五穀米を世に送り出した日から抱き続けてきた、長年の夢でした。

構想からおよそ30年。全国の製造所を訪ね、試作と改良を重ねること100回以上。雑穀を使った発酵は技術的な壁が高く、理想の味・食感・品質を形にするには想像を超える時間と労力が必要でした。

それでも諦めず、ついに完成したのが——この五穀米あまざけです。

石川商店が誇る五穀米をふんだんに使い、米麹が生み出すやさしい自然な甘みを引き出しました。そして誕生したのは、スプーンですくって味わう“食べる甘酒”という新しいスタイル。

美味しさと安心、そして健康を両立した五穀米あまざけ。日々の暮らしに無理なく取り入れられる発酵習慣として、ぜひ一度ご賞味いただきたいです。

では、なぜこの甘酒が“美味しさ”だけでなく、“健やかさ”まで届けられるのか——。その鍵は、米麹発酵が生み出すブドウ糖やアミノ酸、そして五穀に含まれる食物繊維やミネラルの力にあります。次の章では、これらの栄養と発酵の働きがどのように美容・栄養・腸内環境を支えるのか、毎日にうれしい“7つの健康効果”とともに詳しくご紹介します。

甘酒の健康効果|美容・栄養・腸内環境改善まで

「飲む点滴」「天然の総合ビタミンドリンク」「必須アミノ酸強化飲料」——甘酒は、こうした異名を持つほど栄養価が高い、日本伝統の発酵飲料です。江戸時代には夏の栄養補給として庶民に愛され、現代では美容・健康・腸内環境の改善まで、幅広い効果が科学的にも注目されています。ここでは、その代表的な7つの効果を紹介します。

1. 豊富な栄養素と高い吸収率

  • ブドウ糖:含有量は20%以上。脳が唯一利用できるエネルギー源で、朝に飲むと集中力・やる気がアップ。
  • 必須アミノ酸:体内で合成できないアミノ酸を補給し、細胞やホルモンの生成を助けます。
  • ビタミンB群(B1、B2、B6、ビオチン、パントテン酸):麹菌が生み出すビタミンは吸収率90%以上とも言われ、効率的に栄養を摂取可能。

2. 疲労回復

ブドウ糖・必須アミノ酸・ビタミン類の組み合わせは、現代の病院で行う美容・栄養点滴の成分とほぼ同じ。飲むだけでエネルギー補給と体力回復をサポートします。

3. 美肌・美髪効果

ビタミンB群が肌のターンオーバーを整え、髪にツヤとハリを与えます。さらに、腸内環境改善が肌荒れ予防にもつながります。

4. 腸内環境を整える

麹由来の食物繊維とオリゴ糖が善玉菌のエサとなり、腸内バランスを改善。便通改善・免疫力向上にも期待できます。

5. 冷え性対策

温かい甘酒は体を内側から温め、血行促進に役立ちます。ショウガを加えれば、さらにポカポカ効果がアップ。

6. ダイエットサポート

1杯(約150ml)で約160kcal、脂質約1g。糖質はエネルギーとして優先的に使われ、脂肪になりにくい性質があります。腹持ちも良く、満足感も得られるため、ダイエット中の間食代わりにも最適。

7. リラックス・安眠効果

寝る前に温かい甘酒を飲むと、ブドウ糖が脳に届き体温が上昇。心身がリラックスし、深い眠りにつきやすくなります。

まとめ

甘酒は、美容・健康・腸内環境改善までサポートする万能な発酵飲料。毎日の習慣に取り入れれば、体の内側から美しさと元気を引き出します。特に米麹甘酒はノンアルコールで飲みやすく、家族みんなで楽しめるのも魅力です。

甘酒は2種類ある|米麹甘酒と酒粕甘酒の違い

「甘酒って、クセが強くてアルコール入りなんでしょ?」そんなイメージを持つ方は少なくありません。実は甘酒には大きく分けて2つの種類があり、それぞれ味・香り・栄養価がまったく異なります。

1. 米麹甘酒(発酵タイプ)

炊いたご飯に米麹を加え、55〜60℃で一晩じっくり発酵させます。麹に含まれるアミラーゼ酵素がご飯のデンプンをブドウ糖へと分解することで、砂糖を使わずとも自然でやさしい甘みが生まれます。アルコール分はゼロで、小さなお子さまや妊婦さんでも安心して飲めます。

  • クセが少なく自然な甘さ
  • ビタミンB群・必須アミノ酸が豊富
  • 腸内環境を整えるオリゴ糖や食物繊維を含む

2. 酒粕甘酒・粕湯酒(非発酵タイプ)

清酒を搾ったあとに残る酒粕をお湯で溶かし、砂糖で甘みを加えたもの。主原料は酒粕・お湯・砂糖なので、正確には甘酒ではなく「粕湯酒」と呼びます。微量のアルコールが残り、日本酒特有の香りと風味があります。

  • 香りと味にややクセがある
  • 甘みは砂糖で調整
  • アルコールが苦手な方には不向き

米麹甘酒と酒粕甘酒の違い

項目 米麹甘酒(発酵タイプ) 酒粕甘酒・粕湯酒(非発酵タイプ)
主原料 米麹と炊いた米(または米麹と湯) 酒粕・湯・砂糖
甘みの源 麹菌の酵素がご飯のデンプンを分解してできるブドウ糖 砂糖
アルコール含有 含まれない 微量含まれる
栄養成分 ブドウ糖、必須アミノ酸、ビタミンB群、食物繊維、オリゴ糖(すべて麹菌が生成) タンパク質、食物繊維、ビタミン類、ミネラル類(酒粕由来)
主な効能 疲労回復、美容効果、腸内環境改善、冷え対策、快眠促進、ダイエットなど 疲労回復、整腸作用、美白効果、コレステロール抑制など
歴史 江戸時代に夏の栄養ドリンクとして愛され、「夏の季語」に 清酒製造の副産物として古くから利用

まとめ

甘酒の種類を分ける最大のポイントは、「米麹を使って発酵しているかどうか」。米麹甘酒は発酵の力で自然な甘みと栄養が生まれますが、酒粕甘酒・粕湯酒は発酵を伴わず、砂糖による甘さが特徴です。この「発酵の有無」が、味・香り・栄養価の決定的な違いを生みます。

では、その発酵を担う米麹とはどんなものなのか——次章で詳しく見ていきましょう。

米麹とは|甘酒の味と栄養を決める“発酵の主役”

前章で紹介した米麹甘酒と酒粕甘酒・粕湯酒の違い。その決定的な差を生むのが、この「米麹」です。

米麹は、日本の伝統的な発酵食品づくりに欠かせない存在で、味噌や醤油、日本酒、そして米麹甘酒など、多くの発酵食品の原料となります。

「糀」という漢字の由来

「麹」という字は中国から伝わったもので、もともとは麦で麹をつくることから麦偏が使われています。一方、日本では米を使うことが多く、江戸時代に米偏に花を添えた「糀」という国字が生まれました。これは、蒸した米に麹菌が繁殖し、白い胞子がまるで花のように咲き誇る姿を表現したものです。

米麹の作り方と働き

米麹は、次のような工程で作られます。

  1. 蒸した米に麹菌の胞子をまく
  2. 約35℃で48時間ほど保温
  3. 米の表面全体に麹菌が広がる

麹菌は、米に含まれる栄養を次のように分解します。

  • アミラーゼ酵素:デンプン → ブドウ糖(自然な甘みのもと)
  • プロテアーゼ酵素:タンパク質 → アミノ酸(うま味とコクのもと)

この働きによって、甘味やうま味が生まれ、さらに栄養価が高まります。

米麹の栄養効果

米麹を使った甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養が豊富です。

  • ブドウ糖:すばやいエネルギー補給
  • 必須アミノ酸:体の組織やホルモンの材料
  • ビタミンB群:代謝をサポートし、疲労回復に役立つ

これらは麹菌の発酵によって生まれるため、吸収率も高く、体への優しさも魅力です。

米麹は単なる材料ではなく、発酵という魔法のプロセスを動かす主役。では、その「発酵」とは具体的にどのような現象なのか——次の章で詳しく見ていきましょう。

発酵とは|微生物が生み出す“おいしさと健康”の魔法

発酵とは、微生物やその酵素の働きによって、人間にとって有益な物質を生み出す現象のことです。

発酵によって食品は、

  • 新しい味や香りが加わる
  • 栄養価が高まる
  • 保存性が向上する

という三拍子そろった魅力を手に入れます。

味噌、醤油、ヨーグルト、日本酒、そして米麹甘酒——日本の食卓には、古くから発酵の知恵が息づいています。

発酵を支える3つの微生物

発酵に関わる主役は、大きく分けて3種類の微生物です。

  • カビ:味噌や醤油の麹菌
  • 細菌:ヨーグルトの乳酸菌や納豆菌
  • 酵母菌:日本酒やパンの発酵を担う酵母

それぞれが異なる働きを持ち、食品の性質や風味を大きく変化させます。

発酵と腐敗の違い

発酵も腐敗も、どちらも「微生物が有機物を分解・変化させる」という点では同じです。しかし、人間にとって有益か有害かが決定的な違いです。

発酵

  • 微生物が有機物を、人間に有益な物質へと変える

 例:

  • ご飯 + 麹菌 → 甘酒
  • 大豆 + 納豆菌 → 納豆
  • 牛乳 + 乳酸菌 → ヨーグルト
  • ブドウ果汁 + 酵母菌 → ワイン

    発酵させることで、栄養価が高まり、香りやうま味が増す。

腐敗

  • 微生物が有機物を、人間に有害な物質に変える

例: 

  • 牛乳 + 腐敗菌 → 腐敗した牛乳

    腐敗の過程でアンモニアや硫化水素などの強い悪臭が発生し、吐き気、不快感を引き起こす。

発酵食品の香りが「食欲をそそる匂い」なのに対し、腐敗臭は本能的に体が拒否する危険信号です。

発酵における酵素の役割

酵素とは、生き物の体内で化学反応を助ける“触媒”として働くタンパク質の一種です。自ら生命を持つわけではありませんが、特定の化学反応を進める力を持っています。

その役割は、有機化合物を分解したり合成したりすること。たとえるなら、食材を素早く切り分けるハサミや、材料を組み立てる職人のような存在です。

例えば、米に含まれるデンプンを糖に、肉や魚のタンパク質をアミノ酸にまで細かく分解します。この働きにより、消化管での分解作業が大幅に省力化され、栄養素はスムーズに吸収され、体への負担も軽減されます。

さらに、タンパク質やデンプン自体にはほとんど味や香りがありませんが、酵素によってアミノ酸やブドウ糖などに分解されると、うま味や甘みといった風味成分が生まれます。その結果、食品には独特の深い味わいと香りが加わり、私たちの食体験をより豊かなものにしてくれます。

安全で有益な発酵食品

米麹甘酒をはじめとする発酵食品は、適切な条件下で微生物の働きを活かした安全で栄養豊かな食品です。

次に、その発酵の力がどのように甘酒のおいしさや栄養を引き出しているのか、詳しくご紹介します。

発酵の力|毎日の健康と美容をサポート

ひと口含めば、五穀の香ばしさと米麹のやさしい甘みがふわりと広がり、心も体もほっとほどけます。

そのまま飲むのはもちろん、

  • ヨーグルトやグラノーラにかけて甘みと栄養をプラス
  • 無調整豆乳や果物と合わせてスムージーに
  • 料理に加えて発酵のコクを演出

——楽しみ方は無限です。

古くから「飲む点滴」と呼ばれる甘酒は、栄養価の高さと消化の良さで知られる発酵飲料です。五穀米あまざけは、米・麦・あわ・豆・きび(またはひえ)といった五穀の恵みに、米麹発酵が生み出すブドウ糖・アミノ酸・ビタミンB群が加わった、まさに自然の総合栄養ドリンクです。

米麹のアミラーゼ酵素やプロテアーゼ酵素は、五穀のデンプンやタンパク質をやさしく分解し、消化吸収をスムーズにします。さらに、五穀特有の食物繊維やミネラルが腸内環境を整え、代謝や免疫力アップにも役立ちます。

ノンアルコール・低カロリーだから、子どもから高齢者まで安心。朝はエネルギーチャージに、夜はリラックスタイムに。夏は冷やして爽やかに、冬は温めてほっと一息、一年を通して取り入れられます。

発酵食品としての五穀米あまざけは、ただの飲み物ではありません。それは、腸活・美容・疲労回復など多方面からあなたを支える、毎日の健康習慣のパートナーです。

今日から、五穀と米麹が紡ぐやさしい力で、体の内側から健やかさと美しさを育ててみませんか。一杯のあまざけが、あなたの未来を変えるかもしれません。

 

参考文献:
・発酵 ミクロの巨人たちの神秘
・食べるほどに美しくなる発酵美人
・微生物が未来を救う
・旨み醸し出す 麹のふしぎな料理力
・絵でわかる麹のひみつ
・麹カビと麴の話
・図解でよくわかる発酵のきほん
・女子栄養大学の発酵食のすべて
・発酵の技法 世界の発酵食品と発酵文化の探求
・日本伝統 発酵の科学 微生物が生み出す旨さの秘密
・麹甘酒で健康になる
・麹のちから
・すべてがわかる 発酵食品事典



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この記事を書いた人

石川 和明

1989年生まれ。石川家三男。Hawaii Pacific Universityを卒業後、IT系人材会社に入社。約10年の人事コンサルティング経験を経て、石川商店へ戻る。商品企画、法人営業、チームマネジメントなどを担当。お米と雑穀、仕事大好き人間の一児の父。五ツ星お米マイスター、お米ソムリエ、ごはんソムリエ、雑穀エキスパート、雑穀調合士、千葉県農薬管理指導士。累計炊飯実験数:3,000回以上。

1989年生まれ。石川家三男。Hawaii Pacific Universityを卒業後、IT系人材会社に入社。約10年の人事コンサルティング経験を経て、石川商店へ戻る。商品企画、法人営業、チームマネジメントなどを担当。お米と雑穀、仕事大好き人間の一児の父。五ツ星お米マイスター、お米ソムリエ、ごはんソムリエ、雑穀エキスパート、雑穀調合士、千葉県農薬管理指導士。累計炊飯実験数:3,000回以上。

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