刻んだ野菜と「なっとう昆布」を混ぜるだけ!山形の郷土料理のだしが簡単に作れます。夏野菜はもちろん、冷蔵庫に余っている野菜も活用できる優れものです。
山形県村上地域を中心に、古くから食べられている郷土料理の1つです。
生の夏野菜とみょうが、しそなどの香味野菜を細かく刻み、醤油などに漬けたもの。暑さで食欲がない時期や農繁期の時短料理として現在も地元の人達に親しまれています。
・「出汁」のように他の食材を引き立てるから
・包丁で野菜を細かく切り「出す」ことから
・野菜を刻んで味付けしただけで手早く食卓に「出す」ことから
など諸説あります。
だしのレシピはとても多彩でそれぞれ家庭の味があり、基本の食材に山芋やオクラ、「なっとう昆布」などを混ぜて粘りを出したりすることもあるそうです。石川商店で取り扱っている「なっとう昆布」は、だしの本場山形から直送してもらっています。
その「なっとう昆布」に使われている北海道産がごめ昆布は特有の強い粘りがあり、水溶性食物繊維のフコイダンを豊富に含んでいて、他の昆布に比べて2倍以上とされています。そしてビタミンKを多く含み、カリウムやカルシウムなどのミネラルが豊富な海藻です。
山形にお住いの方に聞いた、だしを美味しく食べる食べ方とポイントです。
・だしは、なす・きゅうり・なっとう昆布・醤油の組み合わせが基本です。山形で合わせる醤油は、生醤油よりちょっと甘めで出汁が効いてる出汁醤油が好まれているそうです。
・野菜の刻む大きさはお好みですが、地元の方曰く細かい方が美味しい!とのこと。
・香味野菜はお好みで、しそ・ねぎ・みょうが、さっと湯がいたオクラやモロヘイヤを入れるのもおススメで、一味や七味をプラスしても美味しい。
・基本の野菜に少し辛みのある玉ねぎを刻んで入れるのも美味しく、この場合は温かいご飯が合うそうです。
・ご飯を水で洗って粘り気をとり、冷水と氷を入れてその上にだしをのせる「水まんま」は山形で暑い日に人気の一品です。
・冷奴やそうめん、そばに乗せてもよく合います。
・冷しゃぶの豚肉の上にのせたり、お肉で包んで食べるのも美味しい食べ方の1つだそうです。
毎日暑くて食欲がない時におススメな「なっとう昆布」入りのだし 色々な食べ方を楽しんでこの暑さを美味しく元気に乗り切りましょう!
この記事を書いた人
鈴木 美紀
「お米と雑穀の石川商店」で働く、パン大好きスタッフ。通販発送、製造、店舗POP製作などを担当。Twitter、Instagramにて日々のスタッフ飯を楽しく美味しく投稿中。二児(男)の母。
「お米と雑穀の石川商店」で働く、パン大好きスタッフ。通販発送、製造、店舗POP製作などを担当。Twitter、Instagramにて日々のスタッフ飯を楽しく美味しく投稿中。二児(男)の母。