30年以上、岩手県産ハイブッシュ系ブルーベリーを取り扱ってきましたが、今回特別なご縁があり千葉県木更津産ラビットアイ系ブルーベリーを入荷することとなりました。
こだわり栽培のため15㎏の限定販売となってしまいますが、濃厚な甘みが特徴のラビットアイ系ブルーベリーをぜひご賞味くださいませ。
今年は雨が少なく、日照時間が長く、暑さが厳しいため近年では最高の出来になっていますので、感動されること間違いなしです!
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園主からいろいろお話をお伺いしたので、品種特性やおいしさの秘密、農園についてお伝えします。
大まかに2つに分けると以下の違いがあります。
寒冷地の東北で栽培され、主産地は岩手県です。
温暖地で栽培され、千葉県木更津は関東を代表する産地になりつつあります。
ちなみに、名前の由来は、登熟するまでに一度うさぎの目のように赤く見えることからラビットアイと名付けられました。
それぞれ正反対の特徴を持っているため、いままでハイブッシュ系を食べていた方もお楽しみいただけます。
おいしさの秘密について鈴木園主にお伺いしました。
大学を卒業後、水関連会社に入社し、浄水場の機械を扱う仕事に従事。帰省した際に父親が副業として育てていたブルーベリーを食べてそのおいしさに感動。元々自然にかかわる仕事をしたいと考えていたことからブルーベリー栽培に対する情熱が強くなり、父親の反対もありながらも、仕事を辞めてブルーベリー農園で働くことを決意。その後、全国のブルーベリー農園を回り、学びを積み重ね、客観的に見た自身の農園の強みに気付く。2012年から農園を引き継ぎ、リピーター続出の大人気観光農園として存在感を強めています。
実がなる枝を剪定して、おいしさを凝縮させています。
実を多くつけてしまうと、粒が小さくなり、甘さがぼやけてしまうので、冬の間に剪定を繰り返しています。収量は大きく減ってしまいますが、大粒で甘く濃厚なブルーベリーであることを一番大切にしています。
最低でも3年間は剪定をしつつ、肥料をたくさん与えずにゆっくり成長させて、強くたくましい木にさせています。
農薬と化学肥料を使用せずに、有機肥料のみを使用したJAS有機栽培をしています。
具体的には、耕作放棄地になってしまった竹やぶの竹を活用しています。竹をチップにして保水性を高くし、細かく木の近くに敷き詰めて微生物に分解される有機肥料としています。1年ですべて分解されるので、毎年この肥料を与えているのですが、地元の耕作放棄地対策にもなり、有機肥料にもなるので一石二鳥ですね。
そして、水やりはせずに雨水のみで育てる。あえて厳しい環境を作り出し、根を深く強く張り巡らせるようにしています。そうすることで、夏の暑さでも木が弱らなくなるだけでなく、甘さが濃くなります。
夜露が乾く8時頃から収穫をしています。もちろん、長年のスタッフが一粒一粒丁寧に収穫しています。こだわりとしては、大きく3つです。
まず1つ目はその日に一番おいしい品種を収穫しています。約16品種ほどのラビットアイ系のブルーベリーを栽培していますが、熟すタイミングがそれぞれ異なります。そのため、収穫までの天候や雨量などを基にその日に一番おいしい品種を収穫しています。
ラビットアイ系のブルーベリーは色がついてから、4、5日は木で寝かせたほうが甘みが増すため、それを見極めながらいつ、どこのエリアで、どの品種を収穫するかをきちんと管理しています。また、雨の日はブルーベリーが水っぽくなるので、基本的に晴れの日か曇りの日に収穫しています。
2つ目は、衛生面の観点からゴム手袋を使用して収穫していることです。また、新鮮なブルーベリーはブルームと呼ばれる白い粉が表面に付着しており、手でつかむとこれが取れてしまい見た目を損なってしまいます。おいしさもさることながら、見て美しいブルーベリーにしています。
最後は、摘み取りカゴに多くブルーベリーを入れないようにしています。多くカゴに入れてしまうと下のブルーベリーが重さで痛んでしまうため、手間はかかりますが、重さがかからないようにカゴをこまめに換えて収穫をしています。
基本的に大粒のブルーベリーのみを収穫していますが、製品になるまでに機械と人の手を介して、大粒の良品のみを製品化しています。そのため、まず機械で粒の大きさを分けています。
次に人の手を介して、一粒ずつ検品しながら、パック詰めしています。
スーパーや直売所などでは、粒の大きさが異なるのが一般的ですが、大粒である方がおいしいと考えているためそこには手間暇を惜しまずにこだわっています。
その日に最もおいしいブルーベリーをその日中に出荷しています。みなさんにおいしく食べていただきたいので、大変ですが、スタッフ総出で当日中に出荷しています。
出荷できる量が少ないため限定販売になりますが、こだわり抜いたラビットアイ系ブルーベリーですので、気になる方はぜひご賞味くださいませ。
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今回の販売量は限定数ではありますが、関東圏内にお住いの方は鈴木さんの農園にぜひお立ち寄りくださいませ。
時間無制限の摘み取り体験ができるだけでなく、園内にはブルーベリーカフェも併設されていますので、大満足の旅行になること間違いなしです。
ちなみに、カフェにはスムージーやワッフルなどがあります。それぞれの料理に合わせてブルーベリーの品種を分けているこだわりですので、本当にどれも絶品です。
以上、千葉県木更津産のラビットアイ系のブルーベリーをご紹介しました。
気になる方はご注文、もしくは、農園まで足を運んでみてはいかがでしょうか?
施設名称 フルーツ街道 夢農場
じゃらん予約サイト
営業期間 7月上旬~8月末まで
営業時間 09:00~17:00(最終受付16:30)
入園料金 大人(中学生以上) 1000円
小人(5歳から小学生)500円
※時間無制限、摘取放題
※100gのお土産パック付
この記事を書いた人
石川 和明
1989年生まれ。石川家三男。Hawaii Pacific Universityを卒業後、IT系人材会社に入社。約10年の人事コンサルティング経験を経て、石川商店へ戻る。精米、企画、営業などを担当。お米と雑穀、仕事大好き人間の一児の父。三ツ星お米マイスター、お米ソムリエ、ごはんソムリエ、雑穀エキスパート、雑穀調合士、千葉県農薬管理指導士。累計炊飯実験数:3,000回以上。
1989年生まれ。石川家三男。Hawaii Pacific Universityを卒業後、IT系人材会社に入社。約10年の人事コンサルティング経験を経て、石川商店へ戻る。精米、企画、営業などを担当。お米と雑穀、仕事大好き人間の一児の父。三ツ星お米マイスター、お米ソムリエ、ごはんソムリエ、雑穀エキスパート、雑穀調合士、千葉県農薬管理指導士。累計炊飯実験数:3,000回以上。