[新聞]健康に良いもの追求にて当店が掲載されました。
「食生活が健康の元。米を通じて体に良い食生活を提案していきたい」
千葉県君津市にある米専門店の石川商店は、健康を全面に打ち出して、ほかとの区別化を図る。減農薬米や雑穀入り玄米の「五穀米」からスタートし、今では減農薬栽培の果実、野菜も扱う。「石川商店のものなら間違いない」との評価を確立した。
社長の石川善雄さんが健康問題について考えるようになったのは、両親の死がきっかけだった、ともに50代での早すぎる死に、食を通じて健康を養う”食養生”を考えるようになった。
こうして生まれたのがビタミン、ミネラルが豊富な五穀米だ。玄米、丸麦、ハトムギ、大豆、小豆、アワ、ヒエ、キビなど五穀を、ほどよくブレンド。すべて減農薬栽培で3合パック。
米や豆類が甘みを出し、麦類がトロ味をつける。アワ、キビがつなぎとなる。玄米だけの場合より食べやすい。1989年から販売を始め、ここ数年の健康ブームでヒット。「10年がかりで芽が出てきた」(石川社長)。
年商2億円の3割を五穀米が占め、”健康に良いものを提案する店”のイメージが定着。酒店や薬局で米が安売りされる時代に、専門店として生き残るための「ほかにはないプラスアルファ」(石川社長)を付け加えることに成功した。
今後は、「生産者と消費者をつなぐ立場にいる者として、農業の活性化にも役立ちたい」と意欲を燃やす。